『Rufus』 ISOファイルから起動可能なUSBフラッシュドライブ作成

2021年5月26日

『Rufus』はISOファイルから、起動可能なUSBフラッシュドライブを作成するアプリケーションです。見た目がとてもシンプルで、感覚的に使用することができるのでお勧めです。しかし、作成段階で『Bios(レガシーBios)モード』 or 『UEFIモード』で動作させるかを判断する必要があるので、要注意です。今回はWindows10のUSBインストーラー作成をまとめ、備忘録とさせていただきます。

※Windows10のUSBインストーラー作成をご紹介しますが、Windows10のUSBインストーラーだけを作成するのであれば『Rufus』よりは、こちら(サイト内リンク)の『WinSetupFromUSB』がおすすめです。

『Rufus』

上にも書きましたが、『Rufus』で、Windows10用のUSBインストーラーを作成する時、インストール予定のWindows10を、『Bios(レガシー)モード』 or 『UEFIモード』で動作させるか、作成前に判断する必要があります。古いPCを使用している方は要注意です。詳しくは、別記事でまとめようと思いますが、『はやくWindows10をインストールしたいんじゃ』という方は、こちらで紹介している『WinSetupFromUSB』がおすすめです。

また、今回はISOファイルは既に持っている前提で話させていただきます。Windows10、Windows8.1、Windows7(Englishのみ)のISOファイル、ダウンロード方法は、こちら(サイト内リンク)でご紹介しています。

用意するもの
  • 『Rufus』アプリケーション
  • ISOファイル
  • USBメモリ (8GB以上)

『Rufus』 で起動可能なUSBメモリ作成

『Rufus』アプリケーションのダウンロードは、こちらの記事、前半で詳しく説明していますので是非ご覧ください。Microsoft Store、またはこちらのサイトから、アプリケーションダウンロード可能です。

起動直後はこんな感じです。

①:USBメモリをPCに挿す
※この作業で、USBメモリ内のすべてのデータは削除されます。必ずUSBメモリ内のファイルをバックアップしてから作業してください。
②:『選択』をクリック

USBを挿すと『デバイス』欄に自動的に表示される

③:ISOファイルを選択し『開く(O)』をクリック

④:『パーティション構成』を選択
※ここで、これからインストールするWindows10のBiosモードが、『レガシー』 or 『UEFI』のどちらで動作するか、決まります。

ここ結構重要です。

MBR(マスターブートレコード):こちらを選択すると『レガシーモード』
GPT(GUID パーティション テーブル):こちらを選択すと『UEFIモード』

選択すると、右の『ターゲットシステム』が変わっているのがわかると思います。

※レガシーモード(Bios)からUEFIモードへと時代が変わってきたので、よくわからない場合は、まずGPTで作ってみてください。古いPCでUEFIモードに対応していなければ、USBメモリからWindows10インストーラーのブートを試みると、Rufusさんから『このPC、UEFIに対応してないのでダメです。』とメッセージが出ます。その場合、MBRで作り変えてください。再作成しても、USB3.0であれば、驚くほど速いです(『速い』は個人の感想です。DVD時代に比べて)。

追記:UEFIモードに対応していないPCに、UEFIモード(④でGPTを選択)で作成したUSBメモリから起動を試みるとこんなメッセージが表示されます。

Rufus UEFIモードで起動できないときのRufusさんの提案画面
コンピューターがUEFI対応しているのにこのメッセージが出る場合は、レガシーモードで立ち上がっちゃってるので、起動順位を変更してね。それか、MBRでもう一度作り変えてね。みたいな感じ。

⑤:『ボリューム ラベル』を入力
※OS上でのUSBメモリの名前になります。
⑥:『スタート』をクリック

⑦:『OK』をクリック

USBメモリのデータすべて削除されます。

待つ。そして完成。

まとめ

今回はWindows10のインストール用に、『Rufus』を使用し起動可能なUSBフラッシュドライブを作成しました。当然、Linux、その他のISOファイルを使用し作成することも可能です。

Biosモードの確認等、大変な部分もありますが、改めてこの記事を書くにあたり、所有しているPCを確認したのですが、当然『UEFIモード』だと思ってWindows10をインストールしていた1台が『レガシーモード』で動いていた事を発見したときはちょっぴり寂しかったです。確認の大切さ、重要。

そんな時には『Rufus』なら大丈夫。まとめが、無理矢理すぎますが。

Windows10標準で、ISOファイルを右クリック、『ディスク イメージを書き込み』をクリック、『Windowsディスク イメージ書き込みツール』内に、USBメモリが選択できるようになる日を密かに期待。ついでに『CD/DVD/BDからISOファイル作成』も標準搭載してください。Microsoft様、よろしくお願い致します。

Windows10Windows便利

Posted by ゆう