Windows 10 リモートデスクトップ 接続編
Windows 10 には標準機能としてリモートデスクトップが搭載されています。
リモートデスクトップとは、あるPCをネットワーク経由で、違うPCから操作することができる機能です。
Windows 10 のリモートデスクトップの特徴としては、
・ホスト側PC(操作される側のPC)が、Windows 10 Pro 以上であること
・ローカルネットワーク上のPCに限られること(VPNなら問題ないです。)
があげられます。
よって、Windows 10 Proを持っていない場合や、インターネット経由にてリモートデスクトップを利用したい場合は、利用できませんのでご注意ください。そのような環境で利用したい場合は、Google様の、『Chrome リモートデスクトップ』が便利です。
今回は、デスクトップPCを、ノートPCで、リモートデスクトップにて操作した時の備忘録。
※操作される側、デスクトップPCを『ホスト』、操作する側、ノートPC、スマホを『クライアント』とします。
ホストPC(操作される側)の設定
ホストPCでは、『リモート デスクトップを有効にする』設定が必要です。また、クライアントPCからホストPCへ接続する際、ホストPCの『デバイス名』(PC名)、『ユーザー名』、『ユーザーのパスワード』情報が必要になります。もし、パスワードを設定していない場合は、パスワードを設定する必要があります。
リモート デスクトップを有効にする
1:『スタートボタン』(Windowsマーク)をクリック
2:『設定』をクリック
3:『システム』をクリック
4:左側メニュー、『リモート デスクトップ』をクリック
5:『リモート デスクトップを有効にする』がオフになっているので、クリック
6:『リモート デスクトップを有効にしますか?』と聞かれるので、『確認』をクリック
『確認』をクリックすると、『オン』になります。
これで、『リモート デスクトップを有効にする』設定は終了です。
『デバイス名』(PC名)を確認
1:『スタートボタン』(Windowsマーク)をクリック
2:『設定』をクリック
3:『システム』をクリック
4:左側メニュー、『詳細情報』をクリックし、右側『デバイス名』を確認する
デバイス名は、クライアントPCから、ホストPCへ接続する際に、必要となりますので、メモしておいてください。
また、デバイス名を変更したい場合は、5:『このPCの名前を変更』をクリック
※変更したくない場合は、飛ばして問題ありません。
6:『PC名を変更する』画面が出るので、新しいPC名を入力し、『次へ』をクリック
7:再起動の必要があるので、『今すぐ再起動する』をクリック
再起動後、デバイス名が変更されています。
ユーザーパスワードを設定
リモートデスクトップを使用する際、ホストPCのユーザーには、必ずパスワードが設定されている必要があります。ユーザーのパスワードをすでに設定されている場合は、飛ばして問題ありません。
1:『スタートボタン』(Windowsマーク)をクリック
2:『設定』をクリック
3:『アカウント』をクリック
4:左側メニュー、『サインイン オプション』をクリック
5:『パスワード』をクリック
6:『追加』をクリック
7:新しいパスワード(パスワードの確認)と、ヒントを入力し、『次へ』をクリック
8:『完了』をクリック
ユーザーパスワードの設定は完了です。
これで、ホストPCの設定は終了しました。ホストPCの電源は入れたままにして、クライアントPCの設定へ移ります。
クライアントPC(操作する側)の設定
クライアントPC(操作する側)では、Windows 10 に備わっている『リモート デスクトップ接続』というアプリケーションを使用し、ホストPCに接続します。
1:『スタートボタン』(Windowsマーク)をクリック
2:『Windows アクセサリ』をクリック
3:『リモート デスクトップ接続』をクリック
4:『コンピュータ(C):』に、先ほど確認したホストPCのデバイス名(PC名)を入力し、『接続』をクリック
5:ホストPCの『ユーザー名』と、『パスワード』を入力し、『OK』をクリック
※このユーザーで、よくリモート接続する場合は『このアカウントを記憶する』にチェックを入れると、次からユーザー名の入力を、省略することができます。
6:『このリモート コンピューターの ID を識別できません。接続しますか?』と出ますが、気にせず『はい』をクリック
※『このコンピューターへの接続について今後確認しない』にチェックを入れると、次からこのメッセージは省略されます。
これで、クライアントPCからホストPCへリモート接続されます。
まとめ
今回は、Windows 10 標準搭載のリモート デスクトップを使用し、違うPCをリモート接続してみた、備忘録でした。操作方法、詳細設定など、まだまだ設定箇所は、いっぱいありますが、長くなってしまいましたので、そちらは別記事にしましたので、こちらもぜひ。また、Apple様のスマホでも、Androidでもリモート接続できるので、それも追って備忘録とします。
そもそも、Windows 10 のリモートデスクトップは、ローカルネットワークでのみ、使用できるので、あまり個人では活用していなかったのですが、諸事情でどうしても作業を複数台のPCに分ける必要があったとき、狭い我が家では、モニター、キーボード、マウスを複数台設置するのが難しかったので、導入したという経緯があります。
諸事情とは、映像のレンダリング、書き出し、トランスコードを行うと、低スペックの我が家のマシンだと、どうしても時間がかかってしまうので、その間に別のマシンで作業するという感じのことが多発したためです。
利点としては、インターネット経由のものに比べて、ローカルネットワークなのでマウス、キーボードのレスポンスが格段に速いことがあげられます。(といっても、有名なChromeのリモートデスクトップも、ローカルに限定すればレスポンス抜群です。)また、会社などの社内ネットワークがしっかりしていると、とてつもなく便利なのでしょう。
まあ、せっかくWindows 10 Pro持ってんだしね。って、ことで。
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