Google Chrome リモートデスクトップインストール接続編

2021年9月21日2021年9月29日

普段、ローカルエリアネットワーク内のリモートデスクトップを利用する際は、Windows 10 標準搭載のリモートデスクトップを使用しているのですが、訳あってインターネット越しのリモートデスクトップが必要になりましたので、『Chrome リモートデスクトップ』を利用した時の、備忘録。

Windows 10 標準搭載のリモートデスクトップは、こちら（サイト内リンク）で詳しく紹介していますので、ぜひ。

1. Chrome リモートデスクトップの特徴
2. ホストPC（操作される側）設定
3. クライアントPC（操作する側）で接続
4. まとめ

Chrome リモートデスクトップの特徴

Google Chrome のリモートデスクトップは、Windows 10 標準搭載のリモートデスクトップと違って、インターネット経由で接続することが可能で、なんといっても無料です。

また、ホスト（操作される側）PCには、リモートデスクトップ用のプログラムと、Chrome拡張機能をインストールする必要がありますが、クライアント（操作する側）PCは、普段使用しているブラウザ（Chrome、Edge、FireFox、Safariなど）があればいいので、特別何かをインストールする必要はありません。
※Android、iOSでホストPCに接続する際は、アプリが必要です。

大前提としてGoogle アカウントは必要です。Googleアカウントの作成方法は、こちら（サイト内リンク）で詳しくご紹介していますので、ぜひ。

ホストPC（操作される側）設定

今回、名称を統一するため、操作される側PCを、ホスト。操作するPCを、クライアント。とします。

ホストPCには、ブラウザの拡張機能『Chrome Remote Desktop』と、プログラム『Chrome Remote Desktop Host』をインストールする必要があります。以下の作業は、ほぼ同時進行で、両方をインストールする手順になります。

※以下、インターネットブラウザは、Chromeを使用していますが、実は『Microsoft Edge』にも、Chromeの拡張機能をインストールすることができます。よって、わざわざChrome リモートデスクトップのためだけに、『Chromeブラウザ』をインストールする必要はありません。また、インストール作業は全く同じ（ブラウザの見た目が少し違うくらい）です。

拡張機能『Chrome Remote Desktop』インストール

１：インターネットブラウザを起動し、『Google Chrome リモートデスクトップアクセス』のページへ移動する。こちら（Googleウェブサイト）。
※『Microsoft Edge』を利用されている方は、この時点で、『Chrome リモートデスクトップを最大限に活用するには最新のウェブ機能が必要です』とのメッセージが出て、ブラウザ『Chrome』のインストールを進められますが、『続行する』ボタンをクリックすることで、Edgeでもリモートデスクトップの使用は可能です。

２：ログインを促されるので、Googleアカウント（メールアドレス）を入力
３：『次へ』をクリック

Googleアカウントへのログイン。アカウント（メールアドレス）を入力し、『次へ』をクリック。

４：Google アカウントの、パスワードを入力
５：『次へ』をクリック

６：『Chrome リモートデスクトップ』のアクセスページになるので、『リモートアクセスの設定』内の、『ダウンロードボタン』をクリック

７：別ウィンドウが立ち上がり、拡張機能『Chrome Remote Desktop』インストール画面になるので、『Chrome に追加』をクリック
※まずは、拡張機能のインストールからです。
※『Microsoft Edge』を利用している方は、ウィンドウ上に『他のストアからの拡張機能を許可する』箇所をクリックすることで、『Chrome ウェブストア』から拡張機能をインストールすることができます。

別ウィンドウが立ち上がり、拡張機能『Chrome Remote Desktop』が表示されるので、『Chrome に追加』をクリック

８：『「Chrome Remote Desktop」を追加しますか？』と聞かれるので、『拡張機能を追加』をクリック

確認で、『「Chrome Remote Desktop」を追加しますか？』と聞かれるので、『拡張機能を追加』をクリック

９：アクティブウィンドウが元のChromeブラウザに戻り、『同期を有効にする…』画面になりますが、リモートデスクトップには、同期は全く関係ないので、『 x 』をクリック

Googleアカウントの『同期を有効にする』かどうか聞かれるので、『ｘ』ボタンで同期しない。 — 同期してもまったく問題ありませんが、いろんなものを同期するので、同期する場合は慎重に。

以上で、拡張機能『Chrome Remote Desktop』のインストールは終了です。

プログラム『Chrome Remote Desktop Host』インストール

※インストール作業の途中で、以下のメッセージが表示されることがあるります。ブラウザで作業される方は、『インストールしない』を選択してください。インストールしたい（専用アプリ上で作業したい）方は、こちら（サイト内リンク）で紹介していますので、ぜひ。見た目はほぼ変わらないので、以下の作業はどちらでも問題ないと思います。

Chrome リモートデスクトップのアプリケーションをインストールするか、の問い合わせ。

Chromeブラウザのウィンドウに戻ると、以下の画面になっているので、

１：『同意してインストール』をクリック

Chromeブラウザをアクティブにすると（勝手になる）、『同意してインストール』ボタンが表示されているので、クリック。 — プログラムは、すでにダウンロード済みのはずです。

２：『ダウンロードしたファイルを開く Chrome Remote Desktop が chromeremotedesktophost.msi を開くことを許可しますか？』と聞かれるので、『はい』をクリック

ダウンロードした、ファイルを実行するか、どうかの、確認画面が表示されるので『はい』をクリック。

３：『このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか？』と聞かれるので、『はい』をクリック

今度は、Windowsさんが、『実行してもいいか』と確認しに来ますので、『はい』をクリック。 — 『はい』クリック後、プログレスバーが一瞬で終了します。

以上で、『Chrome Remote Desktop Host』プログラムのインストールは終了です。

パソコン名、PINを設定し、起動

インストールは終了したので、ホストPCのパソコン名、PINを設定して、クライアントPCから接続できるよう、リモートデスクトップを起動します。

１：『パソコンの名前を入力してください。』と言われるので、わかりやすい名前を入力し、『次へ』をクリック
※初期値は、ホストPCのWindowsが管理している『デバイス名』が表示されます。そのままでも問題ありませんが、入力する名前は、Chromeのリモートデスクトップ機能でのみ使用する名前なので、心配せず、わかりやすいものに変更しておくと便利です。また、いつでも変更可能です。特に複数台のPCをリモートデスクトップで使用する場合は、区別がつくようにしておきましょう。