買ってみました。 Windows 10 システム SSD/HDD クローン 『Paragon Hard Disk Manager 17 Professional』
追記:2022年12月19日現在、Windows11(22H2/ビルド22621.963)でも問題なくOSクローン(バックアップ)できています。
Windows 10 PCのHDDをSSDに交換する時、Windowsごとデータをまるっと、HDDからSSDへクローンしたく、有料アプリケーション『Paragon Hard Disk Manager 17 Professional』を買ってみました。
※購入したのは、1年以上前の話です。現在、Windows 11 をインストールしたり、Windows 10 へ戻したりしていて、トラブルが起こった時に、元の状態に戻すことが出来るよう、クローンSSDを作成したので、今更ながら、記事にしてみました。現行バージョンも『17』のようです。
そもそも、『Paragon Hard Disk Manager 17 Professional』は、以下のような機能があるそうです。
※PARAGON SOFTWARE様ウェブページより抜粋。
- ディスクを整理し、ストレージメディアの容量とパフォーマンスを確保
- オンラインでシステムを転送し、任意の物理マシンや仮想マシンで使用
- Uプロフェッショナルレベルのバックアップでシステム、アプリケーション、データを保護
- ブートに問題が発生してもブートコレクター機能でブートパラメーターやMBRを修正してシステムを回復
いろいろ機能はありますが、今回は、Windows10(2021年9月1日現在公開されている、Windows11でも問題なくクローン出来ること確認しました。)が、インストールされているSSD/HDDを、新しいSSD/HDDにクローンする機能だけを紹介したいと思います。
ちなみに、1年前にAmazon様で購入した時の金額は、6,480円(税込)でしたが、現在は、6,850円(税込)で販売されています。Amazon様販売ページは、こちら。※私は、ガイド本が欲しかったので、パッケージ版を購入しました。
インストール
私は、パッケージ版を購入したので、インストーラーはDVDでした。よって、インストールにはDVDドライブが必要になります。ダウンロード版は、DVDドライブ必要ないですが、操作方法に違いはないと思います。
1:DVDをPCに挿入し、アイコンをダブルクリック
※おそらく、ダウンロード版は、ダウンロードしたファイルをダブルクリック
2:『この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?』と聞かれるので、『はい』をクリック
3:別窓にて、OSの種類を聞かれるので、『64bit』をクリック
※32bit PCの場合は、『32bit』を選択してください。自分のPCがどちらか、わからない場合は、まず『64bit』をクリックしてください。問題なければ、そのまま進んで大丈夫です。問題あれば、エラーメッセージが出ますので、『32bit』を選択しなおしてください。
4:『使用許諾契約』が表示されるので、熟読し、同意する場合は、『ソフトウェア使用許諾契約書に同意します。』にチェックを入れ、『次へ』をクリック
5:『個人情報の取り扱い』に関して、説明されますので熟読し、『次へ』をクリック
6:シリアル番号を聞かれるので、入力し、『インストール』をクリック
※パッケージ版は、付属の紙に記載されています。Amazon様のダウンロード版は、Amazonライブラリで確認できるみたいです。
インストールが始まるので、待つ
7:『このデバイス ソフトウェアをインストールしますか?』と聞かれるので、『インストール』をクリック
インストール完了です。
SSD / HDD クローン
早速ですが、クローンします。
これ以降、SSD/HDDを完全消去する項目がありますので、今回の作業に、必要ないSSD/HDD/USBメモリなどは予め、PCから物理的に外しておくのが無難です。
今回は、相当古いノートパソコンのHDDをSSDに変更する為に、Windows 10 がインストールされている内蔵HDDから、外付けSSDに、まるっとWindowsシステムごと、クローンをします。その後、内蔵HDDを引っこ抜き、クローンしたSSDをノートPCに装着します。
外付けSSDと書きましたが、単純に2.5inch SSDを購入し、HDD/SSDスタンドに挿しているだけです。こんな感じ。
ちなみに、今回使用したSSDは、Amazonのタイムセールで購入した、『キングストン SSD Q500 240GB』です。Amazon様販売ページは、こちら。
現在、メモリもそうですが、SSDも多少値段が上がってる感じですね。タイムセール狙ってください。
また、HDD/SSDスタンドは、『玄人志向 SSD/HDDスタンド 2.5型/3.5型対応 USB3.0接続』です。Amazon様販売ページは、こちら。
今回は、ノートパソコンなので、外付けにSSDを接続しましたが、デスクトップPCの場合は、クローンするSSDを内蔵に挿しても全く問題ありません。というか、こっちが正解ですかね。
1:『Paragon Hard Disk Manager 17 Professional』を起動
インストール後、デスクトップにショートカットが自動で作られるので、それをダブルクリック。もしくは、スタートメニュー『Hard Disk Manager 17 Professional』フォルダ内にある、『Paragon Hard Disk Manager 17 Professional』をクリックしてください。
起動します。
2:起動後、左バーにある『ディスクとパーティション』をクリック
ここ間違えると、大変ですので、確実に理解して次の項へ進んでください。
まず、もう一度、どのSSD/HDDを、どのSSD/HDDにクローン(コピー)するかを、頭の中で確認します。それから、『ディスクとパーティション』の右画面を見てください。いま頭の中で思い浮かべた、SSD/HDDが、どれに該当するかを確認します。
判断材料は、SSD/HDDのメーカー名、容量、パーティション数、ドライブ文字(C:とかD:とか)、使用容量を参考にしてください。
今回は、『a』のHDDを、まるっと、『c』のSSDへ、クローン(コピー)します。
※『c』のSSDは、すべて消去されます。すべてです。
3:コピーするHDD(コピー元、 『a』のHDDを )を選択し、
4:『ハードディスクのコピー』をクリック
5:『コピー先ディスク』プルダウンメニューより、コピー先(『c』のSSDへ)をクリック
※これで選択したディスクは、中身がすべて消去されます。何度も言います。全てです。
6:『パラメーター』を選択
今回の例は、320GBのHDDを、250GBのSSD(大から小)へ、クローンするので『パラメーター』が、グレーアウトしていて、『サイズを比例して変更』しか選べませんが、例えば、320GBのHDDを、1TBのHDD(小から大)へ、クローンする場合は、『余った容量どうするの?』という疑問が出ます。その答えを、この『パラメーター』で指示します。
パラメーターの種類:
『ディスクのレイアウトを保持』:
これは、320GBのHDDを、1TBにコピーする時、1TBのうち320GBのみ使用し、コピー(クローン)します。そして、残りの680GBは『未割り当て』にしてくれます。
クローン後、この未割当の部分を『D:』ドライブにして利用する場合は、このパラメーターがいいかもしれません。
『サイズを比例して変更』:
これは、パーティションのサイズを比例して拡大して、1TBの容量すべてを使用してくれます。今回の例では、『C:』ドライブが、1TBまで増えます。
『ディスクRAWコピー』:
クローンのサイズは、『ディスクレイアウトを保持』と同じですが、ファイルが書き込まれていない場所や、未割り当ての部分もセクターごとにコピーしてくれるそうです。すごいと思いますが、目的(利点)が私には全く分かりません(個人の感想です)。
私は、『C:ドライブ』(Windowsがインストールされている領域)は、小さい方が好きなので、『ディスクのレイアウトを保持』を常に選びます。(C:ドライブ、例えばデスクトップ、マイドキュメントなどは極力使用せず、常に物理的に違うSSD/HDDにデータを保存するようにしています。少しお金がかかっても、そうしています。理由は、Windowsまたは、使用しているアプリケーションに、原因が判断できない不具合があった場合、特に、時間がない場合は、Windowsごと入れ替える方が早いので、ファイルのバックアップする時間の短縮と、再インストール時間の短縮の為です。全くの余談です。)
6:『変更前』、『変更後』確認
『変更前』、『変更後』をクリックすることで、 コピー先(『c』のSSDへ) SSDが、どのように変更されるかが、確認できますので、ここでもう一度、削除されるディスクが間違えていないかを、必ず確認しましょう。
7:設定、確認が完了したら『今すぐコピー』をクリック
8:『はい、ディスクのコピーを行います』にチェックを入れ、
9:『次へ』をクリック
※これで、後戻りはできなくなるので、最後もう一度、 何を、何へ、クローン(コピー)するか、確認しましょう。
クローン(コピー)が始まるので、待つ
完了。
これで、完了になります。後は、ノートパソコンの、コピー元HDDを引っこ抜き、コピー先SSDを入れてあげれば完成です。コピー元のHDDを消去、再利用する前に、必ずSSD(クローンしたもの)で問題なくWindowsが起動、動作するか確認しましょう。
まとめ
今回は『Paragon Hard Disk Manager 17 Professional』で、古いノートパソコンのHDDを、SSDに交換するため、Windows 10 をまるっとクローンしてみました。
正直、私はこのアプリケーションを多用しています。クローンというより、『まるっとバックアップする』という意味合いが強いと思います。
また、Windows 11でも試しましたが、現状問題なく使用できました。よって、まだまだ現役で活躍してくれるはずです。
ちなみに、今回の所要時間は、内蔵HDDから外付けSSD(USB2.0接続、PC側の問題です)で、20分でした。(私の場合、必要最低限のアプリケーションしかインストールしてなく、内蔵ディスクには、基本ほとんどファイルを残さないので、特殊かもしれません。よって、場合によっては、もう少しかかるかもしれません。)
クローンできるアプリケーションは、無料で利用できるものもあるみたいですが(最近某有名アプリケーションは有料になったみたいですね)、私は、利用したことがありません。よって、有料の『Paragon Hard Disk Manager 17 Professional』との違いは、説明できません。申し訳ないです。
また、今回は紹介していませんが、このアプリケーション上で、『Paragon Hard Disk Manager 17 Professional』のUSB起動ディスクの作成も可能です。これで、Windowsを起動しなくても、ディスクのクローンを作成できるので、とても助かっています。こちらも近々、ご報告できればと思います。
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