買ってみました。 TP-Link Switching Hub (スイッチングハブ) TL-SG105

2021年8月19日

買ってみました。 TP-Link Switching Hub (スイッチングハブ) TL-SG105

家で使用しているパソコン、Wifiアクセスポイント、テレビなどの台数が増え、使用しているLANポートが足りなくなったので、単純なLANポート増設の為、TP-Link TL-SG105を買ってみました。

TP-Link Switching Hub (スイッチングハブ) TL-SG105 の外箱。
TP-Link Switching Hub (スイッチングハブ) TL-SG105 の中身。
本体、電源、ごむ足、保証書、スペック表が入っていました。

ちなみに内部はこんな感じです。

TP-Link Switching Hub (スイッチングハブ) TL-SG105 の上部ケースを外してみました。中身です。
すみません。基板などは私、全く分かりません。

TP-Link TL-SG105

スペック

箱に書いてあることのみ抜粋です。詳細は、TP-Link様のウェブページをご確認ください。TP-Linkの商品ページは、こちら(TP-Linkウェブページ)

Features

  • 802.1p/DSCP QoS
  • IGMP Snooping
  • MAC Address Learning
  • Auto-Negotiation Ports
  • Auto MDI/MDIX Ports
  • Fanless design ensures quite operation

Specifications

  • Ports: 5x 10/100/1000 Mbps
  • Switching Capacity: 10Gbps (non-blocking)
  • Jumbo Frame: 16 KB
  • Power LEDs: Per unit
  • Link/Act LEDs: Per unit
  • Dimensions: 3.9 x 3.9 x 1.0 in (100 x 98 x25 mm)
  • Operating Temperature: 0-40℃ (32-104℉)

保証:無償永久保証

価格

2021年7月10日に、Amazon様で購入しましたが、その時点で、1,800円(税込)で購入しました。

2021年8月19日現在、特選タイムセールで1,540円(税込)で販売されているみたいです。
Amazon様、販売ウェブページはこちら(Amazonウェブページ)

検証

今回は、シンプルなスイッチングハブなので、TP-Link TL-SG105を経由することで、どれほど転送速度に違いが出るのか(転送速度が落ちるのか)だけ確認しました。

検証① 2台のPC直つなぎ転送速度

前提としての数値をとるため、所有しているPCを2台、直接LANケーブルで接続し、私の環境でどれくらいの転送速度が出るかの確認。
普段使いでは、インターネットの速度がどれくらい出るか気になりますが、インターネットは環境、時間に大きく左右されるので、今回はローカルでの速度で確認しました。

2台のPC直つなぎ転送速度。Read/Writeとも120MB/sほど出ているので、問題なし。
数値は、5回確認し、ほとんど違いのないこと確認しています。

CrystalDiskMarkさんにお世話になりました。

※CrystalDiskMarkは、とても有名な、無料で使用できる、転送速度を測定するためのアプリケーションです。今回は、単純に転送速度のみ検証しているので、表の一番上のみ確認していただければ問題ないと思います。

CrystalDiskMarkの表。項目がたくさんあるのですが、今回は一番上のRead/Writeの数値のみの比較で問題ないと思います。
一番上の数値だけでも。左がRead、右がWrite。単位は『バイト』なので注意。

※検証の確認として、実際に10GBのZIPファイルもコピーして試しています。コピーでもおおよそ同じくらいの転送速度が出ていることも確認済みです。

『B』のPCから、『A』のPCの内臓SSD(2.5inch SATA SSD)への転送速度を、測定しました。Read / Writeで120MB/s弱、出ているので、そこそこ素晴らしい結果ではないでしょうか。ただ、直つなぎしただけなので。

2台のPCともNIC(ネットワーク インターフェイス カード)は、ギガビットイーサネット(1000Mbps)の規格に対応しているので、(超簡単に言うと)理論上は、125MBps(125MB/s)が転送速度の最高値になります。 ※1000Mbpsと、125MBps(125MB/s)の単位に注意してください。

ビット『b』とバイト『B』の違いについて(知ってる方は飛ばしてください。超簡単に。)

小文字の『b』は、『ビット』と読み、大文字の『B』は『バイト』と読みます。また、1B(バイト)=8b(ビット)です。
よく使用される状況としては、ネットワークの転送速度などは、ビット『b』で表記され、HDD/SSDなどの容量を表記するときは、バイト『B』を使用します。なので、これを勘違いしてしまうと8倍の差になってしまうので、要注意です。

検証② TL-SG105 経由での2台のPC間、転送速度

次に『検証1』のLANケーブル間に、TL-SG105を入れての転送速度の確認。

理論上は、 TL-SG105 もギガビットイーサネットに対応しているので、転送速度は下がらないはず。

2台のPCの間にTL-SG105をかまして、LANケーブルで接続Read、115MB/s。Write、116MB/sでているので全く問題なし。
LANケーブルはすべてCat.6を使用しています。

結果、Read / Writeとも2MBほど下がる程度でした。まあ、誤差の範囲でしょう。大満足です。

検証③ TL-SG105 の他のポートに負荷をかけたときの転送速度

空いているLANポートが他の転送で使用されているときの、『検証②』の転送速度にどう影響するかの確認。

今度は、4台のPCをTL-SG105に接続し、『検証2』とは違う、2台のPCは常にMAX転送状態。その状態で、『検証2』をテストし、転送速度を確認。

ちなみに、『C』と『D』には、Blackmagic Design様の、『Disk Speed Test』(これも転送速度を計ることのできるアプリケーションです。CrystalDiskMarkと違って、リアルタイムの転送速度が表示されます。また、STOPボタンを押すまでRead/Writeをひたすら繰り返すので、負荷テストにはもってこいです。)をインストールし、常に計測状態にしました。

この状態で、『検証②』と同じテストを行いました。

結果、『B』のPCから、『A』のPCへの転送速度は、

Read、117MB/s。Write、117MB/s。検証2より上がってしまうという結果になってしまいました。まあ、よくなったので問題なし。誤差範囲ないでしょう。
ちょっと上がってしまいました。あれ?

という結果。誤差の範囲内といった感じでしょうか。転送速度が下がる様子はありませんでした。

検証結果

今回の、転送速度のみの検証では、何も問題なし。理論値に近いものが計測されました。

感想

感想は、特にありません。スペック通りちゃんと転送されている感じです。

それと、しばらく負荷をかけてみましたが、発熱は、触ってみた感じも、一切感じられませんでした。内部にファンも、ありませんので、筐体のサイドの穴と、外気で対応できる範囲なのでしょう。

見た目も、プラスチックではないところは、大変気に入っております。どうせ、PC後ろの見えないところに隠してしまいますが。

まとめ

今回は、TP-Link Switching Hub (スイッチングハブ) TL-SG105 を触ってみました。

性能としては、全く問題ありません。あとは、どのくらい耐久性があるかですが、外箱上部に『無償永久保証』と書かれているので、壊れたときは交換してもらえそうです。

よって、値段以上の良さだと思います。あとは、TP-Link様が中国の企業だというところで、どれだけ好き嫌いが分かれるかだと思います。数年前より、大手家電量販店で専用スペースが出来るほど、割と浸透してきたメーカーの印象が強いです。

しばらく使用してみて、何かあれば追記いたします。