Windows 10 クリップボード 25個保存 方法

2021年6月4日

Windows10のクリップボードは、『クリップボードの履歴』を有効にすると、25個保存できます。最近多用するので、改めて使い方を整理してみました。備忘録です。

Microsoft様のクリップボード概要ページはこちら

『クリップボードの履歴』を有効にする

『Ctrl』 + 『C』でコピー、または右クリックして『コピー』を選択したファイル、テキスト等は、通常1つしか保存されません。しかし、以下の設定でクリップボードの履歴を『有効』にすると、テキスト、HTML、画像(ビットマップ)に限り、4MB以下のものは、自動で『25個』まで保存されます。

キーボードでクリップボードの履歴を『有効』にする

1:キーボードの『Windows』キー + 『 V 』キーを押す

キーボードの『Windows』キー + 『 V 』キーを押す
正確には、『Windows』キーを押した状態で『V』キーを押す

2:『有効にする』ボタンが表示されるのでクリック

『有効にする』ボタンが表示されるのでクリック

これで、クリップボードが有効になります。

※『Windows』キー + 『 V 』キーを押したときに、下記のどちらかが表示されると既に『有効』になっています。

既に『有効』になっている時の参考画像
『有効』になっている画面。左は何もコピーされていない状態。右は既にコピーされたものがある状態。

Windows10の設定画面からクリップボードの履歴を『有効』にする

設定画面からクリップボードの『有効』/『無効』を切り替えることができます。

A:『スタートボタン』(Windowsマーク)をクリック
B:『設定』ボタンをクリック

Windows10設定画面へ行く方法1

C:『システム』をクリック

Windows10設定画面へ行く方法2

D:『クリップボード』をクリック

Windows10設定画面へ行く方法3

E:『クリップボードの履歴』をクリックすることで『有効』/『無効』を切り替えることができる
※『オン』表示なら『有効』、『オフ』表示なら『無効』

クリップボードの履歴を有効
『有効』なら25個のテキスト、HTML、画像(ビットマップ)が保存可能
クリップボードの履歴を無効
『無効』でも、1つのファイルは保存可能。

『クリップボードの履歴』の使い方

クリップボードの履歴を『有効』にしようが『無効』にしようが、『Ctrl』+『C』、または、右クリックで表示される『コピー』を選択することで、ファイル、フォルダ、画像などコピー可能です。しかし、クリップボードの履歴を『有効』にすると、今後『Ctrl』+『C』や、右クリックで表示される『コピー』を選択することで、4MB以下のテキスト、HTML、画像(ビットマップ)に限り、自動で25個まで保存されます。25個より多くコピーされると、古い順に削除されていきます。

クリップボードにコピーされたものを貼り付ける

コピーしたアイテムは、『クリップボードの履歴』を呼び出すことにより、貼り付けることができます。
※直近にコピーされたものは、キーボードの『Ctrl』+『v』を押す、または『貼り付け』を使用することで、『クリップボードの履歴』を使用することなく貼り付けることができます。

今回は、以前コピーしておいた『これは、テストです。』という文字をメモ帳に貼り付けます。

1:必ず先に、貼り付けたい場所にカーソルを合わる(今回は、メモ帳を開き、貼り付けたい場所にカーソルを合わせておいてください。)
2:キーボードの『Windows』キー + 『 V 』キーを押す

3:貼り付けたいものをクリック

クリップボードの履歴から貼り付け
コピーされているアイテム一覧が、上から新しい順に並んでいます。
クリップボードの履歴からの貼り付け結果
『これはテストです。』をクリックすると貼り付きます。

25個以上コピーされた時、特定のものを削除されないように『ピン留め』する

『クリップボードの履歴』は、25個のアイテムが保存され、25個以上保存されると、古い順に削除されます。削除されたくないアイテムは『ピン留めする』ことによって、削除されなくなります。

1:『Windows』キー + 『 V 』キーを押す
2:『クリップボードの履歴』右にある『・・・』をクリック

クリップボードの履歴をピン留めする方法1

3:『ピン留めする』をクリック

クリップボードの履歴をピン留めする方法2

これで25個以上コピーしても削除されなくなります。
ちなみに『ピン留めする』と、Windowsを再起動しても項目が保持されます

※同じ手順で、『ピン留めを外す』ことも可能です。

『クリップボードの履歴』を削除

25個以上コピーされると古い順に削除されますが、リストの中から手動で削除することも可能です。また、クリップボードの履歴をすべて削除することもできます。

1:『Windows』キー + 『 V 』キーを押す
2:『クリップボードの履歴』右にある『・・・』をクリック

クリップボードの履歴アイテムの削除方法

3:『削除』 or 『すべてクリア』をクリック

クリップボードの履歴アイテムの削除方法 削除 or すべてクリア

A:『削除』は、選択しているアイテム(ピン留めされていても)が削除されます。

B:『すべてクリア』は、『クリップボードの履歴』一覧(ピン留めされているもの以外)が削除されます。

以上、とても便利なので、いろいろ試してみてください。

まとめ

最近Adobe様の『illustrator』を久しぶりに触っているのですが、25個自動でコピーされているのはとても便利です。
未熟者の私は、『あの横棒、どこ行った?』など、よく行方不明になるアイテムがあるのですが、クリップボードの履歴を開いたら、何かしらは残してくれています。

と、ここで(超個人的に)気になることが一つ。4MBのテキストとは何文字までなのか。まったくどうでもいいことの検証です。

確か、『半角文字=1バイト』、ということは『全角文字=2バイト』。

そこで『クリップボード履歴に保存できるもの=4MB以下のテキスト』とは日本語で何文字までクリップボードの履歴に保存できるのか?

『クリップボードに保存できる全角文字数=A』とすると、
『4MB以下の半角文字/2=A』、ということは『4MB以下の半角文字数=2A』、ということは『4x1024x1024以下x1=2A』、ということは『2,097,152以下=A』、ということは『クリップボードに保存できる全角文字数=2,097,152以下』。なるほど。

試しに、文字数をカウントしやすいMicrosoftWordにて、ひたすら文字を打ち込んでみました。が、ダメです。動きません。Wordで打ち込んでいる文字をコピーして貼り付けると、文字だけでなく、フォント、フォントサイズ、色などの情報もコピーされているので、とんでもなく大きな容量になっていると思われ、10万文字手前でWordがクラッシュしました。

2,097,152文字をクリップボードの履歴に残す方法あるかな。というか、そもそもテキストとは?、はて。