Windows 10 レジストリ バックアップ 復元
![Windows 10 レジストリ バックアップ 復元](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/eye-registry-backup-restore.png)
いろいろなタイミングで、レジストリを編集することがありますが、編集する前には必ずバックアップ(設定のエクスポート)を行っています。ファイル容量が小さく、エクスポート時間も一瞬ですので癖付けが大事。と思った時の備忘録。
・レジストリを誤って編集すると、Windowsの再インストールが必要になるような不具合が起こる可能性があります。よって、自己責任にて、作業お願いします。
・レジストリをすべてバックアップすると、すべてを復元することしかできません。しかし、Windows起動中は、使用しているレジストリは、書き換えることが出来ないので、復元しようとするとエラーメッセージが出ます。よって、レジストリのバックアップは、今から変更しようとしている『レジストリキー』のみをバックアップすることをお勧めします。
・システムの復元ポイントを作成しておくと、Windowsが起動できない場合も、何とかなる場合があります。システムの復元ポイントの作成方法は、こちら(サイト内リンク)。
レジストリ バックアップ (エクスポート)
1:キーボードの『Windowsキー』+『R』をクリックし、『ファイル名を指定して実行』を起動
![キーボードの『Windowsキー』を押した状態で、『R』を押す。](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/windows10-remote-history-delete-keyboard.png)
2:『regedit』と入力し、『OK』をクリック
![名前の欄に『rededit]』と入力し、『OK』を押す](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/registry-backup-1.jpg)
3:『このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?』と聞かれるので、『はい』をクリック
![『このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?』の質問に、『はい』](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/windows10-remote-history-delete-3a.jpg)
4:任意の(バックアップを取りたい)『レジストリキー』を選択
![今回は、例として『リモート デスクトップ接続』の履歴に関する『キー』をバックアップしてみました。](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/registry-backup-2.jpg)
※ 選択する『レジストリキー』の階層はどこでも構いません。もちろん一番上の『コンピューター』を選んでも問題ありません。この場合は、レジストリすべてがバックアップされ、ファイル容量が大きくなるので、バックアップに多少時間がかかります。
※ もし、『コンピューター』を選択し、すべてをバックアップすると、復元するときは、すべてを復元することになります。上にも書きましたが、Windowsが動作中は、すべてを復元することが出来ません(現在動作中のWindowsによって使用されているものがあるので)。よって、下記エラーメッセージが出ます。
![『データの一部をレジストリに書き込むことが出来ませんでした。システムまたはその他のプロセスによって開かれているキーがあるか、この操作を行うのに十分な特権がありません。』というエラーメッセージが出る。](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/registry-backup-5.jpg)
よって、レジストリを編集する前のバックアップは、編集する『レジストリキー』のみのバックアップをお勧めします。
5:『ファイル』をクリックし、『エクスポート』をクリック
![『ファイル(F)』をクリックし、『エクスポート(E)』をクリックすることでファイルを保存できる。](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/registry-backup-3.jpg)
6:保存場所を選択し、ファイル名を入力、そして『保存 (S)』をクリック
![ファイルの保存場所と、ファイル名を指定し『保存(S)』をクリック](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/registry-backup-4.jpg)
※ ここで『すべて』にチェックすると、上で紹介した『コンピューター』を選択した時のように、すべてが(④で選択した『キー』ではなく)バックアップされます。
以上で、『***(ファイル名).reg』ファイルが作成され、バックアップ終了です。
レジストリ 復元 (インポート)
うっかり、『値』を消してしまった。『値』変更するとWindowsに不具合が出た。などの場合、復元で何とかなる場合があります。
『レジストリ エディター』を起動後、
1:『ファイル』をクリック
2:『インポート』をクリック
![『ファイル(F)』をクリックし、『インポート(I)』をクリックすることで、バックアップファイルを読み込むことが出来る。](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/registry-restore-1.jpg)
3:バックアップしてあるファイルを選択し、『開く』をクリック
![バックアップしたファイルを選択し、『開く(O)』をクリックすることで、復元開始。](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/registry-restore-2.jpg)
4:『***に含まれるキーと値が、レジストリに正常に追加されました。』と表示されるので、『OK』をクリック
※『***』は、ファイルの場所と、ファイル名が表示されます。
![『***に含まれるキーと値が、レジストリに正常に追加されました。』と表示され、復元完了。](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/registry-restore-3.jpg)
すると、消してしまった(変更により不具合が出た)『値』が復活します。
※復元すると、『値のデータ』など、すべてが復元されます。(保存した時の状態に戻ります。)
![復元完了した時の画像。](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/registry-restore-4.jpg)
これで、復元は完了です。レジストリを復元した際は、必ずWindowsの再起動を行ってください。
レジストリ エディターを起動せず復元
『レジストリ エディター』を起動しなくても、保存したバックアップファイルをダブルクリックすると、復元できます。ファイルをダブルクリックすると、下記メッセージが出るので『はい』をクリック。
![『情報を追加すると、値が変更または削除されてしまい、コンポーネントが正常に動作しなくなることがあります。』というメッセージが出るので、『はい』をクリック](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/registry-restore-5.jpg)
正常に、復元が完了すると下記メッセージが表示されます。
![『***に含まれるキーと値が、レジストリに正常に追加されました。』と表示され、復元完了。](https://filmloader.net/wp-content/uploads/2021/07/registry-restore-6.jpg)
しつこいようですが、レジストリを復元した際は、必ずWindowsの再起動を行ってください。
まとめ
今回は、レジストリのバックアップと復元方法の備忘録でした。
『すべて』のバックアップと復元に関しては、自分も納得いかない部分があります。エラーが出ない方法ないのかよ、といろいろ試してはいるのですが、見つからずです。どなたかご存じの方いらっしゃいましたら、ご教授願います。
また、レジストリに限らず、システム周りの変更、編集を行う場合は、バックアップを常に取るようにしています。(Windowsに限らず、アプリケーションでも、根本的な設定変更を行う場合は、まずバックアップの作成か、初期値に戻せる方法を確認してから、作業するようにしています。)
意外に、バックアップに時間とられますが、バックアップとらなかった時に限って、何か起こるのが常ですので。
時間かかるけど、Windows丸ごとバックアップが一番確実ですけどね。これも、いつか備忘録にまとめられたらと思います。
追記:Windows丸ごとバックアップ、まとめてみました。
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