仮想マシン Hyper-V で Windows 11 をインストール ①(Hyper-V を有効化 から Hyper-V マネージャー 起動まで)
Windows11がリリースされて、数週間たちますが、物理的に同じPCで、起動ディスク(SSD)を抜き差しして、Windows10 と Windows11を使い分けています。が、いちいちシャットダウン、抜き差し、起動がめんどくさいので、まだまだ使用頻度の低いWindows11をWindows10上で、Hyper-Vを利用して仮想マシン運用に切り替えた時の備忘録。
Hyper-Vとは、Windows標準の仮想マシンを動かすためのソフトウェアです。その他、代表的な仮想マシン ソフトウェアには、Virtual-Box、VMWare Playerがありますが、Hyper-Vを利用した理由は、操作感が一番もっさりしていなかったからです。
Windows11インストールまでの大きな流れは、
- Windows10で『Hyper-V』を有効にする
- 『Hyper-V マネージャー』を起動する(今回ここまで)
- 仮想マシンを新規作成する(次回以降)
- Windows11をインストールする
- Hyper-V を無料利用できるのは、Windows10 64bit でエディションが『Pro』以上になります。
- 仮想マシン上で利用するWindowsのライセンスは、別ライセンス(今回だとWindows10とは別にもう一つ)が必要になります。
- Windows11の最小システム要件は、仮想マシン上でも適用されます。
Windows 10 でHyper-Vを有効にする
1:『Windowsマーク(スタート)』をクリック
2:『設定』をクリック
3:『アプリ』をクリック
4:『アプリと機能』が選択せれていることを確認し
5:『プログラムと機能』をクリック
※『設定』ウィンドウが小さいと、右側に表示されず、一番下に表示されています。
6:『プログラムと機能』ウィンドウが表示されるので、『Windows の機能の有効化または無効化』をクリック
7:『Windows の機能』ウィンドウが表示されるので、『Hyper-V』のチェックボックスにチェック
※ここで、『Hyper-V』のチェック項目にチェックを入れた時、チェックが『✔』ではなく『■』になっていると、一部有効にできていない項目があることを意味しています。その場合は、次項(こちら)をご覧ください。
8:Linuxをインストール予定の方は、『仮想マシン プラットフォーム』のチェックボックスにチェック
9:『OK』をクリック
変更を適用してくれるので、待つ。
10:再起動を促されるので、『今すぐ再起動』をクリック
これで、再起動されると『Hyper-V』の機能が有効になります。
次項は、『Hyper-V』にチェックが入れられない場合の対処法ですので、もし問題なく設定完了した方は、『Hyper-V マネージャー を起動』項まで飛んで問題ありません。
Windows の機能の有効化または無効化 で、Hyper-V 項目にチェックが入らない (VT-x)を有効にする
上項の『7:』で、Hyper-V のチェック項目に一部チェックを入れることができない場合は、UEFI(BIOS)設定で、『 Virtualization Technology (VT-x)』が無効になっている可能性があります。
この場合は、一度Windowsを再起動し、UEFI(BIOS)の設定を変更する必要があります。私が所有しているPCが古いのであまり参考にならないかもしれませんが、一応。
BIOS(UEFI)の設定画面に入る
1:『Windowsマーク(スタート)』をクリック
2:『設定』をクリック
3:『更新とセキュリティ』をクリック
4:『回復』をクリック
5:『今すぐ再起動』をクリック
6:『オプションの選択』画面になるので、『トラブルシューティング』をクリック
7:『詳細オプション』をクリック
8:『UEFI ファームウェアの設定』をクリック
9:『再起動』をクリック
これで、PCが再起動され、UEFI(BIOS)の設定が立ち上がります。
Virtualization Technology (VT-x) を有効にする
ここからUEFI(BIOS)の設定になります。先にも述べましたが、PCメーカーにより設定画面が違います。また、今回ご紹介する方法は、相当古いPCですので、一切参考にならないかもしれませんが、ご了承ください。
また、ものによりマウスが効かないものもありますので、その場合は、キーボードの十字キーで操作してください。
1:『Security』タブを選択
2:『Virtualization Technology』を選択し、『Enter』を押下
3:オプションメニューが表示されるので、『Enabled』を選択し、Enterを押下
4:『Exit』タブを選択
5:『Exit Saving Changes』を選択し、『Enter』を押下
6:『セーブして、再起動しますか?』と聞かれるので、『Yes』を選択し『Enter』を押下
以上で、PCが再起動されます。
これで、チェックできなかった項目もチェックできるようになっていますので、上まで戻って、設定を続けてください。
Hyper-V マネージャー を起動
これで、Hyper-Vが有効になりましたので、さっそく『Hyper-V マネージャー』を起動してみましょう。
※『Hyper-V マネージャー』とは、仮想マシンを作成したり、削除したり、Hyper-V上の仮想マシンを管理するアプリケーションです。
1:検索に『Hyper-V マネージャー』と入力
2:検索結果に『Hyper-V マネージャー』が表示されるのでクリック
これで、『Hyper-V マネージャー』が起動します。
次回は、仮想マシン作成から、Windows11インストールまでを行った時の備忘録。
まとめ
今回は、『Hyper-Vを有効』にして、『Hyper-V マネージャーを起動』するところまででした。
次回は、Window 11 をインストールしていきたいと思います。こちら(サイト内リンク)。
まだまだ、Windows11で実作業は行っていませんが、気になることがあると、どうしても試してみたくなるので、そのような場合、仮想マシンはとても理想的だと思います。まだまだ、始まったばかりでいろいろ問題も出てきているみたいなので、Windows11への完全移行は、しばらく先でしょうか。
それと、ソフトウェア会社様、対応はいつになりますか?
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