Windows 11 Insider Preview インストール 試してみました。

2021年7月2日

2021年7月1日現在の情報です。常に変化ありますので、ご注意ください。

【追記:2021年12月11日】
Windows11が正式にリリースされましたので、正式版インストールに興味がある方はこちらをご覧ください。

追記:2021年7月31日 Windows Insider Preview BetaでWindows11利用可能】
Windows 11が可能なWindows Insider Preview チャンネルがBeta チャンネルまで降りてきました。よって、『Dev』 と 『Beta』チャンネルでWindows 11へアップデート可能です。Windows11バージョンは、ともに [OS ビルド 22000.100]です。チャンネルの種類は、こちら(Microsoft様ウェブページ)で詳しく紹介されています。

Windows 11 が発表され、早速Microsoft様より Insider Preview のアナウンスがありましたので、インストールしてみました。

現在、ISOファイルは公式には発表されていないようで(されているようですが、ISO単体のダウンロードはないみたいです。また、公式ではないものも存在するようなのでご注意を)、Windows10からのアップデートのみのご紹介のようです(クリーンインストールではない)。

今回は、早速インストール(Windows10からのアップデート)してみましたので、まずはインストール完了までの備忘録。(Windows11からWindows10に戻す方法はこちら

こちらのページ(Microsoft様ウェブページ、英語)よりご紹介あるように、あくまでも正式リリース版ではないので、以後自己責任にてお願いいたします。

インストールした環境

さすがにメイン機でテストするのも、状況が整ってなさ過ぎたので、サブ機といいますか、相当古いPC(継ぎ足し継ぎ足しでWindows10は問題なく動作はしています。)でテストしました。詳細は、以下。

OS:Windows10 Pro 21H1
CPU:Intel Xeon CPU E5-1660 3.30GHz
Memory:32GB
Graphics:nvidia GTX1650
TPM:1.2(PCメーカー様もサポート終了製品につき2.0対応は無し)

赤文字が、Windows11のシステム要件を満たしてないものになります。結果から言うと、インストールできましたが、今回インストールしたInsider Preview Build 22000.51は、相当要件を緩やかにしてくださってるみたいです。特にTPMに関しては、2.0必須となっていますので、今後いつか、はじかれる可能性は大いにありそうです。
※今回はTPM1.2でもインストールはできましたが、TPMの機能自体をオフにしている、または機能自体存在しないPCでは、インストールは無理みたいです。

ここから、淡々と行った方法をご紹介。私の環境では、テスト後、問題なくWindows10に戻すところまで確認できました。が、不安のある方は、決して試さないでください。問題もちらほら出てきているみたいですので。

Windows Insider Program に参加する

Windows Insider Program に参加することで、Windows11へのアップデートが可能になります。Windows Insider Program の詳細はこちら(Microsoftウェブページ)

Windows 設定

1:『スタート』(Windowsマーク)をクリック
2:『設定』をクリック

設定画面への入り方

3:『更新とセキュリティ』をクリック

更新とセキュリティをクリックする

4:『Windows Insider Program』をクリック
5:『診断 & フィードバックの設定に移動し、オプションの診断データをオンにします。』をクリック

※下記画像と違い、『開始する』ボタンが表示されている場合は、『8:』に飛んでください

診断&フィードバックの設定に移動し、オプションの診断データをオンにします。別べーじに飛ぶ。

6:画面が切り替わるので、『オプションの診断データ:』のチェックボックスにチェックを入れる
7:『←』(戻る)をクリック

オプションの診断データ:にチェックを入れる
⑦をクリックすることで、先ほどのWindows Insider Program画面へ戻ります。

8:『開始する』をクリック

開始するをクリックする
これで、後戻りはできません。

Microsoft アカウントをリンクする

ここから、Microsoftアカウントが必要になります。まだ、持っていない方は、こちら(サイト内リンク)で簡単ですが、説明していますので、作成してください。また、この作業の途中でも、作成することできます。

1:『アカウントをリンクする』をクリック

アカウントをリンクする

2:『Microsoft アカウント』を選択し、『続行』をクリック

Microsoft アカウントを選択し、続行。

3:Microsoft アカウントを入力し、『次へ』をクリック

Microsoft アカウントを入力し、次へをクリック
アカウントを持ってない方は、『作成』をクリックするとMicrosoft アカウントを新規作成できます。

4:パスワードを入力し、『サインイン』をクリック

パスワードを入力し、サインイン

5:『Microsoft アプリのみ』をクリック
※Microsoftアカウントをいろいろなものに関連付けたければ『次へ』でも問題ありません。

説明文を読み、いろいろな機能にアカウントを紐づける場合は『次へ』をクリック
私は、現在の設定をなるべく残しておきたかったので『Microsoft アプリのみ』を選択しました。

6:『Dev チャンネル』を選択し、『確認』をクリック
【追記:2021年7月31日 ベータチャンネルでもWindows11利用可能になりました。】

Dev チャンネルを選択し、確認をクリック
2021年7月1日現在、Devチャンネルのみ 【追記:2021年7月31日、ベータ チャンネルでもOK】

7:『Microsoft Insider のプライバシーに関する声明を読む』と『Microsoft Insider Program 規約を読む』のリンク先を必ず熟読し、問題なければ『確認』をクリック

『Microsoft Insider のプライバシーに関する声明を読む』と『Microsoft Insider Program 規約を読む』のリンク先を必ず熟読
熟読してみてください。

8:『今すぐ再起動』をクリック

これで、再起動が行われWindows Insider Program への参加が完了し、Windows11のアップデートが可能になります。

Windows 11 インストール

ここから、Windows Updateを利用し、Windows11のダウンロード、インストールを行います。

Insider Program の確認

1:『スタート』(Windowsマーク)をクリック
2:『設定』をクリック

設定画面への入り方

3:『更新とセキュリティ』をクリック

更新とセキュリティをクリック

4:Windows Insider Program をクリックすると、先ほどとは違い『Insider の設定を選択してください』が表示されている。これで、参加されていることを確認。
※2021年7月1日現在『Dev チャンネル』を選択してください。

Dev チャンネルが選択されていることを確認

Windows 11 インストール

ここからやっとWindows 11 のダウンロードと、インストールになります。ひたすら淡々に。
※結構時間かかります。インターネット回線速度にもよりますが、Windows11になるまで1時間くらいはかかります。

1:『Windows Update』をクリック
2:『更新プログラムのチェック』をクリック

更新プログラムのチェックをクリックすると自動開始

すると、Windows11のダウンロードが始まります。

ダウンロード中

8パーセントくらいダウンロードが進んだ時に、PCのチェックが行われます。

PCをチェックしています

3:PCのチェックが終了し、問題なければ『あともう少しです』と表示されるので、『閉じる』をクリック

PCのチェック、成功画面

※もしPCのチェックに問題があれば、ここでインストールされることなく強制終了です。残念です。ちなみに以下は、TPMの機能をDisableにしてテストした時の画面になります。

PCのチェック、失敗画面

ダウンロードが完了すると、次は自動でインストールが開始されます。

インストール中

4:インストールが完了すると、『今すぐ再起動する』をクリック

再起動することによりWindows11が。

何度か、再起動が繰り返され

更新プログラム構成中
初めて見る画面
Windows 11 初期画面

以上。Windows 11 さん、こんにちは。といったところで、触った感想等、テストは別記事にさせていただきます。

と、Windows10へ戻す方法はこちら(サイト内リンク)

まとめ

今回は、Windows11要件を全く満たしていないのに、インストール(Insider Preview版)してみました。

現在のBuild 22000.51 のインストール最小システム要件は、かなり緩く設定していただいているのではないかと思います。また、Windows11の新しい機能は、発表されていても、まだ実装されていないものも多く、日本語化されていない部分も多々見受けられますので、『インターフェイスはこんな感じですよ。ご意見頂戴ね』といった感じではないでしょうか。

よって、今後Buildが上がっていくと、私の場合、CPU、TPM周りで、いつかはインストールできなくなるのでしょう。おそらく。

Microsoft様、新しいOSは使いたいですが、新しいPCを買う余裕はないです。何とかご慈悲を。

といっても、いつかは古いPC(古い規格)のものは、駆逐していかなければならないし(特にセキュリティ面で)。ということで、Windowsの次をあえて導入せず、Windows11を発表したのは、批判覚悟の『新しいPC買ってねOS』ではないかと、超個人的には思っています。