Windows 11 ISO ファイル から クリーンインストール

Windows 11 ISO ファイル から クリーンインストール

2021年8月19日(アメリカ時間)に、Microsoft様ウェブページから、Windows 11 のISOファイルがダウンロード可能になりましたので、ISOファイルから、起動可能なUSBフラッシュドライブを作成し、インストールした時の備忘録。

前回は、起動可能なUSBフラッシュドライブ作成まで行いましたので、今回は、それを使ってインストールしてみたいと思います。前回の記事(Windows 11 ISO ダウンロード Microsoftより ついでにUSBインストーラー作成)は、こちら(サイト内リンク)

インストール

ただただ、順序を羅列していきます。重要なところは、『SSD / HDD フォーマット』と『アカウント設定』の項ですかね。Windows 10 同様『Home』エディションでは、インターネット接続された状態では、『ローカルアカウント(オフライン アカウント)』が作成できないので、インターネットを切断する必要があります。ということで、

長くなりそうなので、淡々と写真貼っていきます。

作成したUSBインストーラーから起動

1:PCを一度シャットダウンして、作成したUSBメモリをPCに挿す

2:PCの電源を入れ、『ブートメニュー』を起動

※『ブートメニュー』の起動は、PC電源ボタンを押した直後に、特定のキーを連打するのですが、PCのメーカー、または機種により、連打するキーが違います。以前、簡単ですが各メーカーの連打するキーをまとめましたので、ご覧いただければと思います。

3:作成したUSBメモリを選択し、『Enter』を押す

ブートメニュー画面ですが、各PCメーカーにより全く違いますのでご了承ください。
すみません。PCが古すぎて、この画像全く参考にならないと思います。各メーカーにより全く違う画面になりますが、何とかUSBを選択し起動してください。それと、Windows11はUEFEのみ対応のこと忘れずに。

言語選択 エディション選択

4:Windows 11 マークが出た後、言語などの設定画面になるので、任意のものを選択(初期設定で問題ありません)し、『次へ』をクリック

言語、時刻と通貨、キーボード入力、キーボードの種類、選択画面です。任意のものに設定変更し、次へをクリック
ここらは、昔から変わりありませんね。

5:『今すぐインストール』をクリック

今すぐインストールが表示されので、クリックするとインストールが始まります。『コンピューターを修復する』項目もあります。

6:プロダクトキーの入力画面になりますが、『プロダクト キーがありません』をクリック
※Windows 11は今のところ、Windows 10からは無料アップデート可能で、認証方式も引き続きデジタル認証なので、Windows 10をインストールしたことのあるPC(ライセンス認証済)であれば、Windows 11のプロダクトキーがなくても、自動でデジタル認証してくれます。

ライセンス認証画面になるので、『プロダクトキーがありません』をクリック

7:エディション選択画面になるので、任意のエディションを選択後、『次へ』をクリック
※Windows 10をインストールしたことのあるPCで、デジタル認証を行いたい場合は、Windows 10と同じエディションを選択して下さい。

インストールするオペレーティングシステムを選んでください画面になるので、任意のものを選択し、次へをクリック
今回は、『Windows 11 Pro』をインストールしてみました。インストール段階で『Home』との違いは、アカウント作成の時のみです。違いは後程。

8:『ライセンス条項』を熟読し、納得したら、下記『・・・に同意します。』にチェックを入れ、『次へ』をクリック

『適用される通知とライセンス条項』が表示されるので、必ず熟読し、同意する場合は、下のチェックボックスにチェックを入れ、次へをクリック
必ず『ライセンス条項』は熟読しましょう。

SSD / HDD フォーマット

これ以降の操作で、今回クリーンインストールする対象の、SSD / HDD内のデータは、すべて削除されます。ご注意を。

9:インストールの種類を聞かれるので、今回は、クリーンインストールの為、下の『カスタム』をクリック

インストールの種類画面になるので、今回は、クリーンインストールしたいので、下のカスタムを選択

ここから、SSD / HDDの消去を手動で行いますので、十分に注意して行ってください。まず、PC内に何個のSSD / HDDが接続されているか確認しましょう。そして、そのどれにWindows 11をインストールするのか、今一度確認してください。

※安全第一を考えるなら、Windows 11をインストールするSSD / HDD以外は、取り外すのがベストです。まあ、環境により取り外せないと思いますので、以下の作業、常に確認しながら行ってください。

まず、以下の画像を見て『ああ、これね』と思った方は、いつも通りディスクを選択(削除、フォーマット)して、インストールを進めてください。もし、『これは何?』と少しでも思った方は、冷静に各項目を確認しつつ、一つ一つ丁寧にクリックしていきましょう。

今回、私の環境は、PC内臓に物理的に、2つのSSDがあります。その1つは、パーティションで2つのボリュームに分けています。その2つのボリュームに分けた1つのボリュームにWindows10がインストールされています。残りのボリュームは、データ用として使用しています。さらに物理的にデータ用として、別のSSDが1つ内蔵されています。

私の環境を簡単なイラストで説明しています。
イメージ、こんな感じです。ちなみに普段はこのような運用はしません。わざとごちゃごちゃなPCを組んでみました。
Windowsのインストール場所を選んでください画面を見ています。今回はドライブ0をすべて削除し、クリーンインストールします。
インストール画面と照らし合わせてください。何を削除し、何を残さないといけないかを考えて、次の行動をしましょう。

※Windows10と赤枠で囲ったところ4つ(私の場合です。インストールされた環境により3つの場合もあるので、一番右の種類で確認してください。)が、Windows10で利用されている領域になります。

※名前欄の『ドライブ』の後についている数字が同じものは、物理的に同じSSD / HDDを意味しています。

これを、Windows10がインストールされているSSDを一度、すべて削除し(DATA①領域も削除)、Windows11をインストールします。

10:インストールするための(必要のない)パーティションを削除する

10-1:削除するパーティションをクリックで選択し、『削除』をクリック

Windowsのインストール場所を選んでください画面で、削除するパーティションをクリックし選択し、削除をクリック。

10-2:『問答無用で削除しますよ』と確認されるので、『OK』をクリック

『このパーティションには、PCの製造元からの重要なファイルやアプリが含まれている可能性があります。このパーティションを削除すると、保管されているすべてのデータが失われます。と確認が出るのでOKをクリック。

10-3:削除されると名前が『割り当てられていない領域』と変更されます。この作業を削除するパーティションすべてで行います。

ドライブの名前が、割り当てられていない領域に変わる

物理的に同じSSDの隣り合ったパーティションを削除すると、『割り当てられていない領域』が一つにまとまっていきます。

私の環境で、ドライブ0のパーティションをすべて削除すると、パーティションが一つになります。
私の場合は、最終的にこうなります。SSD / HDDの個数などにより、多少違いますので常に考えながら作業しましょう。

10-4:インストール場所を選択し、『次へ』をクリック

ドライブ0を選択し、『次へ』をクリックするとインストールが始まります。

※もし、システムとデータ用パーティションを分けたい場合は、この段階でドライブを選択後、『フォーマット』をクリックし、領域を確保してください。

Windows 11 インストール

11:自動でファイルがコピーされインストールが始まる

インストールが自動で始まった画面です。しばらく、かかります。
ここら辺も変更なしですね。

12:処理が完了すると、自動で再起動され、いろいろ準備してくれるので待つ

待っている間の画面の移り変わりです。
ウィンドウが斜めっていない。これが11。

Windows 11 設定

ここから、Windows 11 初期設定。

13:『国または地域はこれでよろしいですか?』画面で、『日本』を選択し、『はい』をクリック

国または地域選択画面になるので、選択し、はい。をクリック。

14:キーボード選択画面で、『はい』をクリック

キーボードが間違っていないか聞かれるので、『Microsoft IME』であることを確認し『はい』をクリック。

15:追加のキーボードを聞かれるので、『スキップ』をクリック

追加のキーボードがあれば『レイアウトの追加』をクリックしてください。なければ『スキップ』をクリック。

16:しばらく待つ

『アップデートを確認しています。』が出るので、待つ。

17:『PCの名前を設定しましょう』といわれるので、PC名を入力し、『次へ』をクリック

PCの名前の入力画面になるので、入力し、『次へ』をクリック
この設定画面で、PC名入力できるのはいいですね。好きです。リモートデスクトップをよく使うので、PC名変更必須なので。

18:再起動するので、待つ

再起動が始めるので待つ。

19:『ネットワークに接続しましょう』と出るので、『次へ』をクリック

ネットワークに接続画面になるで接続を確認し『次へ』をクリック
私の場合は、有線LANで接続しているので、この画面ですが、Wifiの方は、おそらくここで設定するのでしょう。すみません。確認できるPCがありません。

20:『このデバイスをどのように設定しますか?』画面で、『個人用に設定』を選択し、『次へ』をクリック

このデバイスをどのように設定しますか?画面になるので『個人用に設定』を選択し、『次へ』をクリック

アカウント設定

今回は、ローカルアカウント(オフライン アカウント)を作成し、サインインしたいと思います。通常、インターネットに接続した状態だと、Microsoft アカウントでのサインインを推奨されます。

『Windows 11 Pro』をインストールするときは、設定でローカルアカウント(オフライン アカウント)を作成できますので、問題ないですが、『Windows 11 Home』をインストールするときは、インターネットに接続されていると、Microsoft アカウントでのサインインしか選べません。よって、インターネットを切断する必要があります。当然、インストール途中なので、Windows設定での切断はできないので、物理的にインターネットから切断してください。例えば、PCからLANケーブルを抜く。Wifiアクセスポイントの電源を引っこ抜く。思い切って、ルーターの電源を引っこ抜く。等。

21:ローカルアカウント(オフライン アカウント)の作成

『Windows 11 Pro』の場合

21-1:『Microsoft アカウントを追加しましょう』で、『サインイン オプション』をクリック

Microsoft アカウントを追加しましょう画面になるので、『サインイン オプション』をクリック
Microsoft アカウントでサインインする場合は、『サインイン』項目にMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力してください。

21-2:『オフライン アカウント』をクリック

Microsoft アカウントを追加しましょう画面になるので、『オフライン アカウント』をクリック

21-3:『Microsoft アカウントは良いよ』と説得されますが、『今はスキップ』をクリック

Microsoft アカウントについて、いろいろメリットを説明してくれる画面になるので、今回は『今はスキップ』をクリック

21-4:ローカルアカウント(オフライン アカウント)名を入力(作成)し、『次へ』をクリック

このデバイスを使うのは誰ですか?と聞かれるので、ローカルアカウント名を入力し『次へ』をクリック
アカウント名は全角(日本語)の使用は避けた方がいろいろ無難です。ここで、画面が少しすっきりしましたが、おそらくディスプレイのドライバがあたったのだと思います。

21-5:パスワードを入力(作成)し、『次へ』をクリック
※パスワードを空白で、『次へ』をクリックすると、パスワードなしでアカウント作成できます。

パスワード作成画面になるので、パスワードを入力し『次へ』をクリックする。

21-6:パスワードの再確認をして、セキュリティの質問を選択し、回答を入力します。これを3回繰り返します。

パスワードの再確認、セキュリティの質問を淡々と入力する。
画面の指示に従っていただければわかると思います。

『Windows 11 Home』の場合

『Windows 11 Home』の場合は、『サインイン オプション』をクリックしても、『オフライン アカウント』項目がありません。よって、ここで物理的にインターネットを切断してください。LANケーブルを抜く、Wifiアクセスポイントの電源を抜く、思い切って、数分だけでもルーターの電源を切るのもありだと思います。すると、ローカルアカウント(オフライン アカウント)の、名前入力項目になるので、インストールを進めましょう。アカウント名の入力、パスワード設定は、『Windows 11 Pro』と同じです。

サインインオプションをクリックしても『オフライン アカウント』は選択できません。よって、物理的にインターネットを切断すると、ローカルアカウントが作成できるようになります。
ローカルアカウントの設定が完了した時点で、インターネットは接続しなおした方がよいと思います。細かくは、調べられませんが、次の項目で自動でいろいろダウンロードしてくれるので。

デバイスのプライバシー設定の選択

22:『いろいろ、プライバシー設定どうします?』と聞かれるので、『はい』or『いいえ』を選択し、『同意』をクリック
※全部で6項目あります。私は、すべて『いいえ』を選択します。お時間あれば一度、熟読しながら選択してみてください。

デバイスのプライバシー設定の選択画面で、6項目で『はい』『いいえ』を選択し、『同意』をクリック

23:待つ

『アップデートを確認しています』画面になるので、待つ。

24:待つ(いろいろダウンロードしてくれて、インストールしてくれます。)
※ここで、しばらく時間がかかります。その間、新機能等を紹介してくれますので、確認してみましょう。

『Windows11の紹介』画面になるので、詳細情報がいろいろ確認できるので、時間をつぶしてください。

25:再起動など繰り返します。最終段階です。

いろいろな画面。いろいろ行ってくれているようです。
『あなたはそこに15%です。』と表示されます。翻訳前の元の言葉が知りたい。English版インストールしてみます。

26:Windows 11 起動

Windows11起動直後画面。
やっと。

ただただ、写真を貼り続けました。

今回使用した機材一覧:
  • USBメモリ
    Transcend USBメモリ 32GB USB 3.1・・・Amazon様販売ページはこちら

まとめ

SSD / HDDの削除さえ間違えなければ、OSのインストールは、全く持ってビビることはありません(MacOS含め)。しかし、現在メインで使用しているPCを、そのままのSSD / HDDを使用し、クリーンインストールするときは、データがすべて消えてしまうことだけは、再度、自分で納得して、ちゃんとバックアップを取って作業しましょう。

ちなみに、USB3.0メモリのインストーラと、SATA 2.5inch SSDの組み合わせで、20分強ぐらいの作業時間になります。おそらく途中で何かをダウンロードしてる気配があるので、そのことによりWindows 10 より今のところは、時間かかってしまうみたいです。

製品版リリースまで、あと数ヶ月ですかね。いろいろ試してみます。