消えた? 消した? 消してしまった? 削除したファイル を 復元してみました。 EaseUS Data Recovery Wizard Free 14.4 (無料版)

2021年11月6日

消えた? 消した? 消してしまった? 削除したファイル を 復元してみました。 EaseUS Data Recovery Wizard Free 14.4 (無料版)

ある日、Hyper-V上で使用している仮想マシンの起動に必要な1つのファイル『.vmgs』ファイルがフォルダーから消えていたので、仮想マシンが起動できない状態になってしまいました。なぜ消えたのか(消したのか)不明ですが、ドライブ内を検索しても見つからなかったので、何とか復元した時の、備忘録。

今回は、EaseUSさんが無料で2GB(正確には、500MBまで無料で、さらに1.5GB無料で復元させたいときは、SNSで共有してね。とのことらしいです)まで、復元できる『Data Recovery Wizard Free』というアプリケーションを使用させていただきました。

結論を先に言うと、今回無事、必要なファイルを復元することができました。ありがとうございます。ちなみに、今回復元したファイルは4MBの、とても小さな1つのファイルです。

今まで、いろいろデータを間違えて消してしまったり、消えてしまったりして、復元を試みましたが、経験則から言うと、

  • まず落ち着く
  • 消えたファイルがあるHDD、SSD、USBメモリなどに、データを追加で書き込まない
  • お金持ちなら、迷わず復元業者に依頼する(こねくり回す前に相談)
  • 初めて使うアプリケーションで復元を試みるときは、まず違うHDDなどで、手順、アプリの挙動を確認しつつ試してみる
  • 復元を試みているときは、時間がかかるものだと、自分に言い聞かせる(ものによっては、アプリケーションがフリーズしてるんじゃないかと思うくらい、日数単位で時間がかかるものもあります。)
  • 素人が、いろいろなアプリケーションに中途半端に手を出すと、復元率が下がる(多分)
  • いつかは、あきらめる必要がある

以上のことが必要だと思います。頑張ってください。

ということで、『EaseUS Data Recovery Wizard Free』を利用させていただいた時の、備忘録。

EaseUS Data Recovery Wizard Free ダウンロード インストール

1:EaseUS Data Recovery Wizard Free のウェブページに移動。こちら(EaseUSウェブページ)
※Proの体験版もあるようなのでお間違え無く。今回使用したのはFree版です。

2:『無料ダウンロード』をクリック

ウェブページ、『無料ダウンロード』をクリック

3:インストーラーがダウンロードされるので、クリック(開く)

Microsoft Edgeの場合は、右上にダウンロードしたファイルが表示される。Google Chromeの場合は、左下。

4:『このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?』と聞かれるので、『はい』をクリック

『このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?』と聞かれるので、『はい』をクリック

5:『EaseUS Data Recovery Wizard インストーラー』が起動するので、『今すぐインストールする』をクリック

別窓にて、インストーラーが起動するので、『今すぐインストールする』をクリック

ダウンロードが始まるので、待つ
※プログラムがダウンロードされます。

プログラムがダウンロードされるので待つ。

続いて、プログラムのインストールが始まるので、待つ

続いて、インストールが始まるので待つ。

6:インストールが完了するので、『今すぐ始める』をクリック

『インストールが完了しました』と表示されるので、『今すぐ始める』をクリック

以上で、インストール完了です。さっそく復元してみます。

ファイルの復元

『今すぐ始める』をクリックすると、『EaseUS Data Recovery Wizard Free』が起動するので、さっそく復元してみましょう。

1:復元したいファイルがあるドライブにマウスポインタを持っていき、『スキャン』をクリック
※今回は、『E:』ドライブのファイルを復元したいので『E:』ドライブのスキャンをクリック

目的のドライブにマウスポインタを持っていくと、『スキャン』マークが出るので、クリック
クリックで拡大します。

2:画面左側に、先ほど指定したドライブの中身が、ツリー状に表示されるので、目的のフォルダーを探す
3:目的のフォルダーが見つかれば、フォルダーをクリック
4:右側にフォルダー内の削除されたファイル一覧が表示されるので、目的のファイルにチェックを入れる
5:『リカバリー』をクリック

左側、ドライブ内のツリー表示より、目的のフォルダを探し、フォルダをクリック。削除された一覧が右側に表示されます。
運が良ければ、『削除されたファイル』下で探し出すことができると思います。(クリックで拡大します。)

6:『保存』ウィンドウが表示されるので、復元するファイルの保存場所(フォルダー)を指定し、『フォルダーの選択』をクリック

注意

先にも言いましたが、復元が完全に完了する(または、あきらめる)まで、復元したいファイルがあるドライブ(HDD、SSD、USBメモリ)に、書き込みは行わないほうがいいので、必ず違うドライブのフォルダーを指定してください。

必ず物理的に違うドライブを指定するようにしましょう。
今回は、EドライブからCドライブのデスクトップにフォルダを作成し保存。

※ちなみに、同じドライブを指定すると、アプリケーションからも注意の通知が出ます。

アプリケーションからの注意喚起。
ちょっと日本語おかしい感じですが、注意喚起ありがとうございます。

7:復元を開始してくれます。問題なければ下記メッセージが出ますので、『復元ファイルを見る』をクリックし、復元されたファイルを確認してください。

『復元が完了しました』と表示されると、復元完了です。復元されたファイルを確認してみましょう。

問題なければ、以上で終了です。

復元したいファイルを見つけることができない

『EaseUS Data Recovery Wizard』は、ドライブ内の削除されたデータを探すとき、まずクイックスキャンを行い、その後、ドライブ内のすべてをスキャンする仕様なのだと思います。よって、すべてのスキャンが終わるまで待ち、再度ファイルを探してみましょう。

ドライブをスキャンしてくれている情報。目的のファイルが見つからない場合は、とりあえずスキャンが完了するまで、待ってみる。
クリックで拡大します。

次に、削除してしまったファイルは、データとしては残っているが、名前が消えてしまう(名前までは復元できない)可能性があります。また、データとしては残っているが、フォルダー情報が欠落している(フォルダー自体がない)場合もあります。そのような場合は、以下のフォルダーなどから、探し出すしかありません。

クリックで拡大します。

目的のファイルが見つからない場合は、『EaseUS Data Recovery Wizard Free』アプリケーションでは、兎にも角にも左側のツリー表示されたフォルダから、何とか目的のファイルを探すことです。

当然、データが上書きされたりしていると、隅から隅まで探しても、表示されていない可能性もあります。気合です。それと、いつかはあきらめが必要かも。

まと

今回は、『EaseUS Data Recovery Wizard Free』を利用させていただき、消えたファイルの復元を試してみました。

結果、復元できたファイルを利用し、仮想マシンも無事起動することができましたので、本当に感謝です。

それと、各『復元アプリケーション』は、状況により復元できるファイルが違うことが多々あると思います。今回は、こっちのアプリで復元できたが、違う環境ではこっちのアプリでなければ、復元できない。また、すべてのアプリを試しても復元できない、等々。

大抵のアプリケーションは、スキャンまでは無料で試せる(復元をする段階で課金)というものが多いと思いますので、まずは、無料でスキャン(アプリで、目的のファイルが表示されるかどうか)まで確認して、購入するのがいいと思います。

復元できない場合は、イライラが募りますが、まず原点に返って、『ファイルを消してしまったのは自分だ』『バックアップを取っていなかったのは自分だ』ということを忘れずに。

消えてほしくないファイルは、こまめにバックアップ。これ必須。