アクセスが拒否されました。 場所が利用できません E:\ にアクセスできません。

アクセスが拒否されました。 場所が利用できません E:\ にアクセスできません。

『場所が利用できません E:\ にアクセスできません。 アクセスが拒否されました。』と表示され、SSD(HDD)ドライブを開くことができなかったとき、何とかして開いた時の備忘録。

状況確認

エクスプローラーを開いてみると、ドライブの情報も表示されない状況でした。

Eドライブの容量情報すら表示されない。
こんな感じです。

プロパティを確認すると、全然表示内容が違いました。左がアクセスできない時。右が正常時。

異常時と、正常時のプロパティ内『セキュリティ』項目の違い。そもそも選択できるタブの数も違います。

ということで、アクセス許可が問題だと判断し、下記作業に移りました。

ドライブのアクセス許可を復旧

ここにたどり着くまでにいろいろ試しましたが、今回はドライブにアクセス可能になったもののみご紹介します。また、今回は、ドライブ内のデータの救出を最優先に考えましたので、アクセスが可能になった段階で、データを他のHDDにコピーしました。その後、問題のドライブをフォーマットし、データを戻して、完了としました。ご了承ください。

所有者を変更

1:エクスプローラーを開く。『Windowsキー』+『 E 』を押下。またはタスクバー『フォルダアイコン』をクリック

2:問題のドライブをクリック
3:コンテキストメニューの『プロパティ』をクリック

エクスプローラー上で、問題のドライブを右クリックし、コンテキストメニューより、『プロパティ』を選択

4:『プロパティ』ウィンドウが表示されるので『セキュリティ』タブをクリック
5:『詳細設定』をクリック

セキュリティタブをクリックし、『詳細設定』をクリック

6:『所有者:』の項目の、『変更』をクリック
※なぜか『所有者』が『現在の所有者を表示できません。』になっています。まずはこれを修正。

『セキュリティの詳細設定』ウィンドウ内、『所有者:』項目の変更をクリック

ちなみに正常時の表示がこちら

正常時の『所有者:』は『SYSTEM』になっています。

7:『ユーザー または グループ の選択』ウィンドウが表示されるので、『選択するオブジェクト名を入力してください』欄に、『administrators』と入力。※最後の『 s 』を忘れずに
8:『名前の確認』をクリック

オブジェクト名に『administrators』と入力し、『名前の確認』をクリック

9:オブジェクト名が『(PC名)¥Administrators』に変更さているのを確認し、『OK』をクリック

自動で『(PC名)¥Administrators』に変更されるので、『OK』をクリック

10:『セキュリティの詳細設定』ウィンドウに戻り、所有者の『サブコンテナーとオブジェクト所有者を置き換える』にチェックを入る
11:『適用』をクリック

『セキュリティの詳細設定』ウィンドウの、『サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える』にチェックを入れ、『適用』をクリック

12:『アクセス許可を変更していいですか?』と聞かれるので、『はい』をクリック

要約すると『アクセス許可を全部変更するけどいいのね?』と聞かれるので『はい』をクリック

13:『いろいろ変更したい場合は、プロパティ画面を一度閉じて、また開いてね』と言われるので、『OK』をクリック

そうすると、各ファイルの所有者を変更してくれるので、待つ。

すべてのファイルの所有権を変更するので、ファイル数が多いと時間かかります。
ファイル数が多いと時間かかります。

現在サインインしているユーザーにアクセス許可を与える

続いて、現在Windowsにサインインしているユーザーにアクセス許可を与えてあげます。

1:『セキュリティの詳細設定』ウィンドウ上の、『アクセス許可エントリ:』の『追加』をクリック

『セキュリティの詳細設定』ウィンドウで、『アクセス許可エントリ:』で、『追加』をクリック

2:『アクセス許可エントリ』ウィンドウが開くので、『プリンシパルの選択』をクリック

『アクセス許可エントリ』ウィンドウで、『プリンシパルの選択』をクリック

3:オブジェクト名に現在サインインしているユーザー名を入力
4:『名前の確認』をクリック

オブジェクト名に『ユーザー名』を入力し、名前の確認をクリック

※現在サインインしているユーザー名がわからない場合は、『Windowsキー』+『 I 』を押下して開く、『設定』画面の上側に表示されています。

『Windowsキー』+『I』で表示される、『設定』画面の上側にユーザー名が表示されています。
Microsoftアカウントの場合は、『メールアドレス』をオブジェクト名に入力

5:オブジェクト名が『(PC名)\(ユーザー名)』に変更されていることを確認し、『OK』をクリック

自動で『(PC名)+(ユーザー名)』に変更されるので、確認し問題なければ『OK』をクリック

6:『アクセス許可エントリ』ウィンドウに戻り、『基本のアクセス許可:』項目の『フル コントロール』にチェックを入れる
※『フル コントロール』にチェックを入れると、自動で、『特殊なアクセス許可』以外の項目にチェックが入ります。
7:『OK』をクリック

『基本のアクセス許可:』項目の『フルアクセス』にチェックを入れ、『OK』をクリック

8:『アクセス許可エントリ:』項目に、現在Windowsにサインインしているユーザー名が追加されていることを確認し、『OK』をクリック

先ほど追加した、ユーザーが『アクセス許可エントリに追加されていることを確認し、『OK』をクリック
Microsoftアカウントの場合は、文字列になっていると思います。気にせずに『OK』。

以上で、私の場合は無事ドライブをエクスプローラーで開くことができました。

容量も表示されデータもコピーできました。

まとめ

今回は、突然、特定のドライブにアクセスしようとすると、『アクセスが拒否されました。』と表示され、開くこともできなくなったドライブを、何とか開いてデータを救出した時の備忘録でした。

私は、アクセスできるようになった段階で、一度、すべてのデータを別のHDDへ逃がし、問題のあったSSDをフォーマットし、データを戻して復旧させました。

何故このようなことになったのか、はっきりとはわかりませんが、おそらくこのSSD(Eドライブ)を装着したまま、物理的に C ドライブを差し替えて、使用していたことが原因だと思います。(Win11をテストするため、Win10とWin11がそれぞれインストールされた、物理的に違うSSDを、抜き差しによって差し替えていました。)

外付けSSD(USB接続)だと問題なかったのかと思いますが、う~、どうなんでしょう。以後気をつけます。